平成25年7月から平成26年3月に中心荘へ寄せられた苦情・ご要望をご報告いたします。
①股関節を痛めたご利用者に二人の職員での介助を行っていた時、トイレの訴えに対して男性職員が「今ひとりだから無理」と伝えた。
[原 因]
利用者のトイレの訴えに対して「今ひとりだから無理」と言ったため。問題発言であり虐待につながる発言であるという認識の無い職員がいるため。
[今後の取り組み]
不適切な発言であるという認識を全ての職員が持ち、丁寧なコミュニケーションを心がけて介護に携わっていくように指導監督職より指導を行っていく。
②看護師によって夕食の服薬時間が異なる。今日の看護師は16時半にやってくれたが、もっと夕食に近い時間、栄養剤注入直前などに服薬させてほしい。看護師に訴えたが「その時間は私いないから」と言われた。服薬時間が人によってまちまちでは、夜間になにかあった時に取り返しがつかない
[原 因]
不安を抱えている家族の心情を考えずに対応をしたため。またその際、こちらの業務上の理由を述べたことがご家族様の不安なお気持ちを逆なでしてしまったと思われる
[今後の取り組み]
家族の気持ちを傾聴し、家族の希望するように夕の服薬を食後に行うようにしていく。
③入院前に嘔吐していた事を家族に連絡していなかった。退院後アザを見た職員が「湿疹かな?」と発言した。食べづらそうな利用者がいたため車椅子の背もたれを調整しようとしたら、側にいた職員が「それ壊れてるんです」と発言した。土日はベテラン職員がいない印象で、相談したいことがあってもできない。人手不足ではないか。
[原 因]
家族連絡を忘れていた。アザを見た職員がご家族の心配する気持ちを鑑みることなく「湿疹かな」と発言した。壊れている車椅子を利用者に提供していた。不具合のある車椅子の使い方を周知していなかった。適切なポジショニングを行っていなかった。職員の方からご家族に積極的に話しかけるなど、コミュニケーションが不足していた。
[今後の取り組み]
体調不良の情報を得た所ですぐに、きちんとした確認をした上で、家族の気持ちに配慮した説明を行う。故障した車椅子は迅速に修理を行う。やむをえず不具合のある車椅子を使用に問題のない利用者に提供する場合は、必ずその情報を周知し、利用者の適切なポジショニングを行う。職員はご面会にいらしたご家族に積極的に話しかけコミュニケーションを図っていけるように、指導監督職による指導を行う。
④入所申込み現状調査ハガキを受取ったが、母親は既に逝去している。
[原 因]
入所を待っている方のご苦労について配慮が感じられない事務的な文面であった。
[今後の取り組み]
入所をお待ちの方々のお気持ちを考えて現状を伺っていく。
⑤新年会がボランティアとして踊りを披露したが、所長からお礼の電話も文書も来ない。終わったらそれきりではなく、写真などを送っても良いではないか。
[原 因]
ボランティアへの感謝の気持ち、社会人としてのマナーなど、当たり前のことがきていなかった。行事計画書に礼状をお送りすることが予定されていたにもかかわらず出来ていなかった。
[今後の取り組み]
全てのボランティアへの対応を振り返り、行事で計画した内容について項目毎に整理して管理していく。
⑥居室の照明が点滅状態のまま蛍光灯を取り替えてくれない。午後7時になると消灯してしまうがもう少し電気をつけておいてもらっても良いのではないか。
[原 因]
蛍光灯の交換を依頼された職員がそのことを忘れていた。照明を消す時に、面会中の家族がいないか、利用者に影響がないか確認していない。
[今後の取り組み]
依頼されたことはできるだけすぐに対応をし、出来ない場合は確実に他職員に引き継ぐ。また消灯のタイミングは利用者や面会者の状況を確認した上で配慮して行うように指導監督職による指導を行っていく。
⑦必要な物の購入は家族に依頼してくれるように職員に頼んでいるにも関わらず、面会に来ている友人に買い物してもらっている。
[原 因]
施設から友人に買い物依頼をしていなかったものの、友人からの贈り物についてご家族に報告していなかった。
[今後の取り組み]
友人のご好意をお断りすることはできないが、贈り物をいただいた際には身元引受人であるご家族にご連絡を行う。
⑧緩やかなカーブのあるT字路で送迎車と思われるワゴン車が一時停止の標識を無視して出てきた。
[原 因]
停止して確認の上左折したが、電信柱が死角となり歩行者を見逃したものと思われる。
[今後の取り組み]
歩行者には十分注意して送迎車を運行していく。
⑨衣類が不足するようであれば持参する旨を職員に伝えているが返答がない。
[原 因]
利用者の私物管理について、積極的に家族とコミュニケーションをとり納得していただくという配慮が不足していた。
[今後の取り組み]
面会にいらした家族とさらに積極的にコミュニケーションを図り、必要物品の依頼についてわかりやすく情報をお伝えしていく。
⑩外出時にぶかぶかの靴を履いていた。外出用の靴を購入してあったはずなのに、いつも自分の靴を履いていない。
[原 因]
利用者の靴の管理ができていなかった。外出される利用者の身だしなみを整えるという意識が不足していた。
[今後の取り組み]
靴の管理を万全にし、外出時はもちろん日常的にも身だしなみを整えて気持ちよく過ごしていただけるように指導監督職より指導を行って行く。
*******************************************
【苦情受付】
下記の窓口で対応いたします。また最寄の職員へお申し出いただいても構いません。
電話 046-231-7152
FAX 046-231-5449
苦情受付担当 杉山祐子 藤本陽子
皆様からいただきました苦情・要望についての対応システムについて
下記をクリックいただくとPDFが開きご覧いただけます。
PDFはこちら→苦情・要望の流れ図