平成30年度 第1回 運営推進会議 議事録
日時:平成30年9月1日(土)14:00~14:50
場所:中心荘第二老人ホーム デイサービス室
出席:栗山明郎様(地域住民代表)、安村壽太郎様(知見者)、萩原浩様(利用者)、
萩原美恵子様(ご家族)、三村一輝様(えびな北地域包括支援センター)
丹所長、古橋課長、藤本相談員
進行:藤本相談員
記録:古橋課長
(1)活動状況の報告
・平成30年度の運営状況データを提示。利用率は下降気味であるが、8月に新規利用開始した利用者が3名おり、綾瀬市からの問い合わせも増えていることを報告。
・古橋課長より、具体的な活動内容を報告。(レクリエーションや食事内容など)
・萩原美恵子様より、デイ利用についての感想や、自宅での状況報告あり。デイが休みの日でも玄関に座って靴を履いて待っていることもある。デイサービスでは毎日入浴できることが助かる。ほかのデイサービスでは毎回毎日の入浴は断られた経緯があり、自宅では面倒な様子で、拒否が強く入ってくれない。
・この半年間であらたな試みがあったことを報告。看取り期にあるご利用者の受け入れについて、前例がなかったが、訪問医師や訪問看護師と連携し、亡くなる直前までデイサービスを利用していただいた。認知症利用者が多いデイサービスの環境に在宅酸素を持参されるリスクや、万が一サービス利用中に息を引き取られた場合の対応と法的な制限について検討し、送迎の負担、覚醒タイミングでの食事介助など、具体的な介助について多方面の担当者で話し合いをし、最後の日まで出来る限り自宅で過ごしたいというご家族の希望に沿ってお手伝いできたケースだった。今後、在宅介護の増加に伴って、デイサービスが看取りにかかわるケースは増えていくと思われる。認知症対応型デイサービスも、今後はますます、症状の軽い方から看取り期まで幅広い受け入れが求められていく。
(2)デイサービスの宣伝活動について
・空き状況を記載したチラシを、ケアマネジャーに配布している。
・居宅介護支援事業所への訪問営業は実施できていない。
・利用率は低迷しているが、8月に3名の新規利用者がいたこと、綾瀬市民の問い合わせが増えていること(送迎の都合などで利用につなげられていない)を報告。
・三村氏より、チラシに「重度認知症も受け入れできる」という売りを明示することを勧められる。
・利用率を上げたい、ということよりも、認知症で困っている人に必要なサービスとしてつなげられていないケースがあるのであれば申し訳ないと思う。包括や地区社協にご協力をお願いしながら、PR活動を勧めたい。
・ご家族の精神的な受け入れ状態で、利用継続が困難なケースもある。デイサービスの車や、送迎職員のジャンパーなどについて、周囲の目を気にして利用が困難になるケースがあった。
・萩原美恵子様より、自分は夫の症状についてオープンにしているが、周囲から逆に「そんなに言わなくても」と言われることもある。周囲に伝えておいた方が楽になる、というお話あり。
(3)評価・ご要望等
・えびな北地域包括支援センターに随時空き情報を提供し、認知症で困っている人に情報提供できるようにしたい。
・えびな北地域包括支援センターが主催する、認知症カフェの情報提供あり。
・栗山氏より、チラシに費用負担を明示することを勧められる。利用する側も、利用料は気になるし、聞きにくい内容である。
・安村氏より、上限金額などを明記した方がよいこと、少人数との記載よりも12名定員と明確に記載した方がよいことなど、アドバイスあり。
・所長より挨拶。看取り対応について、前例がないからやめるのではなく、ご利用者ご家族の為になるならばできる限り行っていこうという姿勢で居たいと考えていること、また今回の報告について評価していただいてありがたい。
次回開催予定日:平成31年3月16日(土)14:00~15:00