平成28年度 第1回 運営推進会議 会議録
(中心荘第二老人ホーム認知症対応型地域密着型通所介護)
日時:平成28年9月24日(土)14:00~15:20
場所:中心荘第一・第二老人ホーム デイサービス室
出席:栗山明郎様(地域住民代表)、安村壽太郎様(知見者)、渡部守様(利用者)、
渡部トシ子様(ご家族)、三浦尚宏様(えびな北地域包括支援センター)
三浦所長、古橋課長、藤本相談員
進行:藤本相談員
記録:古橋課長
- 活動状況の報告
・運営状況
・デイサービスの営業日と時間
・一日の流れ
・デイサービスルームの紹介
・現在の職員体制
・認知症対応型ならではの対応について
・レクリエーションご紹介
(参考資料:デイ新聞4月号、デイ新聞5月号(←クリックできます)やホームページ、中心荘だより(←クリックできます)、レクリエーション中の写真)
- デイサービスの宣伝活動について
藤本:こういった「認知症対応型ならでは」のサービスについて、これまでも多方面に向けて伝えてきたが、まだ海老名市内には認知症のケアについて困っている家族や、対応に難しさを感じているデイサービスもあると思われる。
古橋:ケアマネに新聞を渡して、どのような活動をしているか宣伝している。
安村様:介護保険認定前の方々も対象となるのではないか。地域ケア会議に参加してアピールしてはどうか。
→今後の参加について地域包括に依頼し、快諾を得る。
三浦様:小規模のデイサービスも認知症の周辺症状がある利用者を受け入れている。そういった他デイとの違いを見出した方が良い。ケアマネから分かりにくい。
安村様:個別対応のPRを紹介したほうが良い。
→古くから認知症対応型の施設としてやってきた中心荘に併設された「認知症に特化した対応ができるデイサービスである」ことをわかっていただけるように、アピール方法を検討していく。
安村様:要介護4から2になった等、個別の対応をしたからこそ症状が軽減したということが
明確になるようなデータを見出すと良い。
所長:穏やかになって認知症の周辺行動が軽減したという結果が望ましい。
→認知症対応型デイならではの「こういった対応をしたことで、このような効果があった」というアピールを行っていく。
(ご利用者様の立場から)
渡部様(妻):デイサービスでタオルたたみをするようになって、2ヶ月くらい前から自宅で自分の服を畳むようになった。以前は全くやらなかったが、テーブルを拭いて、食器を洗ってくれるようになった。
家から外への出入りは今も頻繁で、家の中でも点検するように行動する。他人の行動が気になるが、自分のことはできないことが多い。
血圧を測って記録したのに、また血圧を測ろうとする等、短期記憶の低下が見られる。
→自宅で認知症の家族の介護を行っている方たちの気持ちに寄り添い、どのようなケアができるか、ということも今後の課題である。
- 評価・ご要望等
三浦様:運営推進会議の目的、位置づけを説明してほしい。
→地域密着型サービスは、地域との連携と運営の透明性を確保するために、今年度から運営推進会議の開催が義務付けられた。運営要綱に沿って、会議員の構成、会議の頻度(6ヶ月に一回)、会議の議題、会議録の公開についてご説明する。
安村様:昔から中心会は、活動状況や苦情報告を公表しており、透明性は確保できているように思う。
栗山様:ケアをする側も大変であろうと思う。職員不足や、経営の難しさも話に聞く。
安村様:デイサービスにもボランティアは入っているか。
→毎週1回必ずデイサービスでお手伝いしてくださる方が一名いる。
その他、掃除、紙芝居、保育園の訪問など、随時来ていただいている。
今後、ボランティアへの依頼も増やしていきたい。
初めての開催ということもあり、準備不足による進行の分かりにくさもあったが、たくさんのご意見、ご提案をいただくことができた。
認知症対応型ということで、会議中に「認知症」という単語を出さざるを得ない場面が多いが、会議員に実際の利用者がいることで、言葉を選ぶ難しさを感じた。
次回の会議では「このようなアピールを行い、新たな利用につながった」といった報告ができるように行動していきたい。
次回開催予定日:平成29年3月11日(土)14:00~15:00